先輩インタビュー
Interview

働くドライバーインタビュー集Driver interview

廣瀬正志 所属:

ヨットから繋がったご縁で、入社から21年

ヨットから繋がったご縁で、入社から21年

小・中と野球をやってきた私が、たまたま高校入学の時に誘われて入ったヨット部。もともとスポーツが好きだったこともあり、ヨットのとりこになりました。高校3年の時には国体で優勝するなどの記録を修められ、大学はヨットの強豪校、日本大学へ。
大学時代は4年生の時に個人戦で8位、団体戦ではクラス優勝、総合3位という戦績。まさに7年間をヨットとともに駆け抜けました。

私は丸玉運送の上司の大学後輩にあたり、大学4年の時には試合会場にヨットを運ぶ役職に就いていたので、丸玉のことはよく知っていました。
実は諸事情で、就職活動する時期に動けず、4年生の冬を迎え就職浪人も覚悟していました。
そんなある日「試合に出てみないか」と連絡をいただき、試合やその他の話をしているうち「そう言えば就職はどうなんだ?」という流れになり…。
「実は」と現状を話したところ、名古屋で欠員が出たのでどうかと声をかけていただき、長いものでそれから20年が経ちました。

今だから話せますが、私が乗っていたのはディンギー(2人乗りヨット)だったのですが、丸玉には5人乗りヨットがあって「丸玉に就職したらその船に乗って試合に出られるかも!」という計算も(苦笑)。
いずれにしてもそこからお世話になり、丸玉とのご縁はヨットが繋げたものなんだなとしみじみ思いますね。

先輩の緊急入院で、新人ながら配車係を任され…

先輩の緊急入院で、新人ながら配車係を任され…

この20年間で職種も営業所も変わりましたが、最初に配属されたのは本社の配車業務でした。
配車と聞くと、荷物とドライバーさんのスケジュール管理というイメージですが、実は会社の業績を左右する重要なポスト。安全を確保しながらロスを減らし、ドライバーさんごとの売り上げに差が出ないよう、調整することが必要なんです。

特に長距離フリー便のような職種の場合、単純に距離やトラックの種類だけで荷物を割り当てると、ドライバーさんごとの売り上げに差が出てしまう。均等にしながら売り上げを上げる絶妙な調整が、配車係の一番の難しさなんです。

そんな配車業務に、1年目で先輩のサポートとして入ったのですが、お正月明けに先輩が緊急入院。突然、私が先輩の替わりを務めることになったのです。
半年業務をやってきましたが、あくまでもサポート。正直戸惑いましたし、わからないことばかりです。しかもちょっと前までは学生だった私。「なぜ若僧に指示されなければならない?」という雰囲気も正直ありました。まあ自分の今の年で新入社員に指示されたら、一瞬「え?」ってなりますから(苦笑)、そう思われても仕方ないですよね。

その時私は「わからなくても仕方ない」と腹を決め、皆さんにお願いをしました。
「自分もわからないことばかりで、新人の僕に指示されることを良く思わない気持ちもわかります。でも実際毎日お仕事があり、お客様もある。それを回していかないとお給料を払うことができません。
ですから1ヶ月だけ何にも言わず、僕の話を聞いていただけないでしょうか? 1ヶ月経ったら、どんなことも聞きますから」と。

すると…ドライバーさん方って、そもそも男気があるというか、後輩に優しいんですよね。いろいろアドバイスしてくださるようになったんです。
「あの人リフトも乗れるよ」とか「この荷物はこうやると無駄なく積めるよ」とか、具体的に教えてくださり、結果的に短期間でたくさんの仕事を覚えることができました。

1ヶ月後、私に何か言われた方は、一人もいらっしゃいませんでした。

ドライバーさん方のご協力が一番なのは当然ですが、わからないなりに必死にやってきて良かったなと思った瞬間です。
気持ちを伝え、コミュニケーションを取っていけば、怖いものはないのではないか? そんな自信にも繋がりましたね。

配車係やドライバーを経て、管理職の道へ

配車係やドライバーを経て、管理職の道へ

ドライバーになる予定はなかったのですが、丸玉ではドライバー業務をよく知るため、また欠員が出た場合にどのドライバーのサポートもでき流ようになる為、何年かはドライバー業務に就くんです。私は、最初は定期便に乗っていて、その後は3年ほど4tウイングに乗りました。
ただ、ドライバーをしながら、専属便の立ち上げやフォローという仕事もしていました。これは新規のお仕事を受注してシステムを構築し、それを次のドライバーに引き渡し、無事終わったら次にまた新しい仕事を取りにいく仕事です。

新規立ち上げの仕事は替わりのドライバーがいないので、体調不良などのトラブルもありました。だからこそ今、ドライバーさんがピンチの時は「俺なら行ける!」と言える強さが身についたと思います。
ドライバーになる、ならないは関係なく、やっぱりトラックに乗ったり、手伝いや立会いはやった方が自分の経験になりますし、ドライバーさんからの信頼にも繋がると思います。

現在は管理スタッフとして、コンプライアンスに関するポジションに就き、京都営業所に来てからは14年が経ちました。
年々、運送業に関するコンプライアンス遵守が叫ばれているので、専任の人間を配置するという会社の意向で、私が配属されたのです。

具体的には、ドライバーさんの日報、勤務時間や残業に関するチェックといった安全と運行の管理が主な業務です。
管理と言うとキツい言葉に聞こえますが、要は「働きやすい環境を整える」「法令を守る」そして「安全運転第一に、ドライバーとお客様を調整する」こと。

本社での会議もありますので、毎回話し合うことで改善案を出し、安全・安心のための規定の元を考えることもあります。
以前は管理者だけの集まりでしたが、最近は配車業務の方も加わり、営業所同士の横の繋がりを持つことで、会社全体で伸びていけるような雰囲気が作れていると思いますね。

「管理職」を意識したのはここ数年のことです。
法律の勉強もしながら「どうやったら働きやすい環境を整えられるか」を真剣に考える中で、もっと広い視野で会社や社会を見たいと思うようになったのです。

また、コンプライアンスに関わって数年後に、成果が出たこともきっかけでした。
それはドライバーさんの増加。

京都営業所の2、3年前は15人前後だったドライバーさんも、今や倍増の30人。ドライバー同士での紹介が多いと聞きますが、皆さん「雰囲気を見て決めた」とおっしゃいます。雰囲気が悪かったら、他の人には紹介しませんからね。こうした結果が出ると、浸透させるのに時間はかかりましたが、頑張り続けてきてよかったなと思います。

会社の空気感って本当に大事ですよね。「相談しやすい」って言われると嬉しいですし、もっと職場環境を整えていこうという気持ちになる。
するとドライバーさんも「難しいけどやってみるよ」と前向きになってくださり、業務も回っていく…そんな良いスパイラルを作っていけば、自然にいい空気が流れていくと思っています。
もちろん努力は必要ですが、これを継続してやっていけたらなと思っていますね。

他社に誇れる、丸玉のコンプライアンスのクオリティ

他社に誇れる、丸玉のコンプライアンスのクオリティ

どの会社もコンプライアンスに取り組んでいますが、同じ規模や内容の運送会社と比べて、丸玉はかなり高いレベルにあると感じています。
例えば他の業者の話を聞くと「え? まだそんなことを?」というケースもありますし、新人研修でも「ここまで徹底して教わったことはありませんでした」と言われることもあります。

昨今の運送業界は常に人手不足なので「時間とお金の無駄」と、真剣に指導しない会社もあるそうです。確かにその日の業務は止まってしまいますが、コンプライアンスというのは、運送業にとっては一番重要と言っても過言ではないほど。
その点丸玉では、本社スタッフがみっちり基本を教え、指導すべき内容をきちんと伝えています。「目先の荷物を運ぶ」ことよりも、中長期的な視点を持ち、目に見えないところに時間とお金をかけている点は、丸玉の誇りだと思っていますね。

今、私がコンプライアンスで具体的にやっているのは、待機時間の改善や、ドライバー・お客様の橋渡しです。自分が間に立つというか、うまくいくためなら嫌われても構わないので(苦笑)、日常をいい感じにまわしたいんです。

よくあるのは荷が遅れることですが、ドライバーさんが直接お客様に電話するのではなく、客観的な立場の人間が橋渡しをする。怒られず、焦らず安全運転することがドライバーさんの仕事ですから、私たちはとにかく守る。慌てて運転して万が一のことがあったら、ドライバーさんにとっても、お客様にとっても大変ですからね。総合的に見ると、昔から比べて大幅改善されているように思います。

やっぱり誰でも自分のことで一生懸命ですから、当人同士だとぶつかってしまう。そこで私が第三者的な目線と時間軸で見ることで、妥協点を見つけていく感じです。
ドライバーさんって、事故や約束時間に対して常に緊張感を持っているし、配車係には配車係の気持ちがある。両方が体感できたことが、今に繋がっていますね。

社員みんなが幸せになれる、職場環境を目指して

社員みんなが幸せになれる、職場環境を目指して

今後の夢は、楽しく働ける環境を作ること。
「楽しく」というと語弊があるかもしれませんが、風通しよくしながら、要は無理・無駄・事故なく、仕事を楽しみながら収入もついてくるような仕組みを作るということです。毎日通う職場がギスギスしていたらいやですもんね。

そのためには意見を交し合うことも必要。
実は私はどんな相手にでも、間違っていることは「こうじゃないですか?」って言ってしまう性格で、学生時代から上司を存じていることもあり「ちょっと上の人に伝えてもらえないかな?」と相談を受けることもあります。
まあ、上司からは「ちょっと言いすぎる」なんて怒られたりもするんですが(苦笑)、基本的には、なんかあったら言うようにおっしゃってくださいますし「社員の意見はこうですよ」と伝えるのは私の大切な役目だなと思っています。

あと、現状、京都大阪のエリア間でドライバーや荷物を融通し合うこともあるのですが、今後も関西というくくりの中で密に連絡を取りながら、無駄なく無理なく仕事ができる仕組みを強化していきたいですね。

また、今までは業務に追われてきましたが、ようやく落ち着いてきたので、これからは関西圏でのヨットレースにも立ち会いたいなと思っています。春からシーズンに入りますし、やっぱり自分を育ててくれたのはヨットですからね。

応募者へのメッセージ

応募者へのメッセージ

これまではドライバー=3Kと思われていましたが、最近はコンプライアンスも強化され、働きやすい環境が整いつつあります。
ですので、昔の運送会社のように「走ったら走った分稼げる」というイメージではないかもしれませんが、その代わり安全を重視した業務と、安定した生活が手に入ると思っています。

現在の京都営業所は、30~40代の落ち着いた年齢の方が大半で、転職組も多いですが、なじみやすいアットホームな雰囲気です。風通しもいいと思いますね。

これからはAIがどんどん進化していくのでしょうが、車を運転して大切なものを運ぶ仕事は、まだまだ人間にしかできない貴重な仕事だと思います。
AIに奪われることなく、常に仕事がある運送業、そして右肩上がりで業績を伸ばしているこの丸玉運送で、私たちと一緒に「人だからこそできる仕事」を体感してみませんか?
失敗しても必ず誰かがフォローしますので、安心して飛び込んできてください。

(取材日:2018年1月)

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