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雨の日危険率

2021.05.27

こんにちは神奈川営業所の大沼です。

本日小田原は朝から雨で、日中はかなりの量の雨が降ってました。

もうすぐに6月になり本格的に雨の時期になりますが、運送業の私たちには雨はあまりうれしくはない時期ですね。

「滑りやすさ」と「視界不良」が事故の原因となる

うっとうしい梅雨の季節。クルマで移動していても、なんとなく気持ちが晴れない人も多いのでは? だからこそ、つまらない事故などは起こしたくないもの。

 内閣府の資料によると、平成29年中の交通事故発生件数は47万2,165件。一カ月平均=約3万9300件に対し、6月の交通事故件数は、約3万8000件と意外にも平均値をわずかに下まわっている。

しかし、首都高速道路株式会社の調べでは、雨天時は晴天時の約4倍も事故が起こりやすいというデータがあり、雨が降ると危険度が増大するのは間違いない。

雨の日の事故には特徴があって、原因別では「スリップによる事故」と「視界不良による事故」の2パターンがとくに目立つ。このうち「スリップによる事故」に関しては、雨の降りはじめの危険度が高い。

その理由はいくつかあって、まずは路面が一番滑りやすくなるからだ。舗装路のドライでの摩擦係数(μ)は0.8前後だが、雨の降りはじめの摩擦係数は、約半分の 0.4くらいに一気に低下し、急激にスリップしやすくなることがわかっている。

これは雨によって、路面にホコリや油分、泥などが浮いてくるため。同時にタイヤの温度が下がることも影響するが、雨が振りはじめて30分~1時間もすると、雨によって泥やホコリが流され、同じウエット路面でも摩擦係数は0.6ぐらいまで回復するといわれている。

雨の日に事故が起こりやすい理由と対策法

ちなみに積雪路の摩擦係数が0.5〜0.2といわれているので、雨の降りはじめの摩擦係数=0.4というのは、非常に滑りやすい状況だということがよくわかるはず。

このことからも、雨の降りはじめはとくに速度を控えめにして、注意深く走る必要があるわけだ。にもかかわらず、多くのドライバーは、雨が降る前の感覚、リズムのまま運転してしまいがちなので、雨の降りはじめは二重の意味で非常にリスキー。

さらに、傘を持たない歩行者や自転車が、雨を避けようと足早になり、十分安全確認をしないで飛び出してくる可能性もあるし、ドライバー自身も雨が振り出すと、無意識に早く目的地に着きたい気持ちになるので、雨が振り出したら、深呼吸でもして、心を落ち着かせることもけっこう重要。

 

事故率が雨の日の運行は晴天の日の約4倍になるというデーターがあります。

だめなワイパーゴム交換や油膜取りなどもしっかり行い事故を予防していきたいですね。

雨の日はいつも以上に慎重に運転する事がなにより大事ですね。

乗務員さんには出発点呼時しっかり声かけをし、全員無事故で帰社できるよう頑張っていきます。

それでは皆さんご安全に。

 

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