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トラックのイラスト

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アスファルト舗装の種類と用途

2020.10.11

こんにちは  大阪営業所の久保です。

今回は、道路の舗装です
興味ありますよね?

アスファルト舗装には、
通常のアスファルト舗装と簡易舗装というものがあります。

アスファルト舗装による層は基本的に路盤・基層・表層となっており、
普段私たちが目にしているものは表層のみです。
通常のアスファルト舗装はこの通りなのですが、簡易舗装というものは基層を有していません。
この簡易舗装は想定供用期間が短く大型車の通行が
少ない道路などに使われています。

 

排水性舗装
上部の層に空隙率の大きなアスファルトをその下に不透水層を用いることで、
雨水を道路上に溜めずに側溝などに排出することが可能です。これと似たように、
透水性舗装では不透水層を設けないことで雨水を素早く地中へと還元することができます。
これらは雨水によるハイドロプレーニング現象を抑制するだけでなく、騒音低減効果も有する優れものです。

保水性舗装  
これは主に表層あるいは表・基層の空隙に吸水・保水性のある液体を注入したもので、
路面温度の上昇を抑える効果があります。
夏期の日中では、一般的なアスファルトに比べて10~20℃も路面温度が低下するようで、
歩行者空間や側道の熱環境・ヒートアイランド現象の緩和が期待できます。

しかし、ドライバーにとっての敵は雨だけではありません。

凍結抑制舗装  
その名の通り凍結を抑制することで走行の安全性を向上させます。
これには大きく分けて化学系と物理系があります。

化学系凍結抑制舗装
アスファルト混合物中に塩カルなどの凍結抑制剤を添加することで、
舗装表面の氷点を降下させることが可能です。

 物理系凍結抑制舗装  
舗装に添加された弾性材が車両の荷重でたわむことで、
路面の雪氷の剥離や破砕を促進します。
ドライバーにとっての敵は雨や雪ですが、道路に負担を与えるのは大型車です。
この大型車の負荷によってできる轍に対抗する舗装として生まれたものです

 

半たわみ性舗装
これはアスファルト混合物の空隙に特殊セメントミルクを浸透させたもので、
轍への対策のほかにも明色効果があるためトンネルなどにも有用なのです。

 

 

密粒度アスファルト舗装

日本国内の県道や市道のほとんどで使われている舗装方法です。

施工が簡単なので工期を短縮することができ、コストカットにつながります。

また、維持管理・補修も簡単といった点でもコストが低く済み、舗装には手軽な工法になります。
駐車場などに広く使われています。

 

排水性アスファルト舗装

上部に透水性のアスファルト、下部に非透水性のアスファルトを敷き、
その2つの層の間を雨水が通って排水されるという仕組みです。
高速道路や国道で多く使われています

水のせいでタイヤと地面との摩擦が起きづらくなりハンドルやブレーキが利かなくなる
ハイドロプレーニング現象の防止にもなります。

走行安全性が上がるうえ、車内のロードノイズを軽減させることもできます。

 

高密度ギャップアスファルト舗装

事故の多い交差点や山道などに使われる工法です。

加熱アスファルト混合物という、ギャップ粒度を配合した特殊なアスファルトを使っています。

ギャップ粒度とは様々な大きさの材料を混合してスベリの抵抗を高めるもので、
それにゴムや樹脂を加え、さらに滑りづらくなっています。
ブレーキをかけた時の停止距離が短くなるのが特徴です。

 

一口にアスファルトとはいえ、

このように、その地の環境や交通状況によって様々な工夫が施されているのですね icon_smile.gif

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