運送業において、私たちが最も避けなければならないのが「交通事故」です。
「自分はベテランだから大丈夫」「いつも通り運転しているから平気」「事故をする人の気持ちがわからない」と思っていても、実は事故の前にはドライバー自身の中に「危険なサイン」が出ているものです。
今回は、安全管理の基本である「ハインリッヒの法則」をベースに、どんな人が事故を起こしやすいのか、その予兆についてお話しします。
そもそも「ハインリッヒの法則」とは?
安全管理の現場でよく使われる言葉ですが、これは「1件の重大事故の裏には、29件の軽微な事故があり、さらにその裏には300件の『ヒヤリハット(異常)』が存在する」という法則です。
つまり、ある日突然大きな事故が起きるわけではありません。日々の生活や業務の中にある「300回の小さなバグ」を放置していると、それがやがて1回の大事故につながってしまうのです。
だから、その小さな300件のヒヤリハットやミスを減らして、事故を防ごう、そういう考え方です。
危険!事故を起こしやすい人の「6つのサイン」
では、ハインリッヒの法則でいう「300回のヒヤリハット」を作り出してしまうのは、一体どんな状態の人なのでしょうか。具体的には、以下のような行動の変化が見られたら危険信号です。
1. 小さいミスが増える
「住所の見間違い」「思い込みで配達場所を間違える」「整理整頓しない」など、一見すると運転には直接関係なさそうな小さなミス。これが曲者です。小さなミスが増えているということは、脳の疲労や、集中力が散漫になっている証拠。そのままハンドルを握れば、当然見落としやブレーキの遅れにつながります。
2. 時間を守れない
出勤時間がギリギリになる、出発が遅れる、といった「時間にルーズな状態」は、運転に直結します。 遅れを取り戻そうとすると、心の中に「焦り」が生まれます。「黄色信号だけど突っ込もう」「いつもよりスピードを出そう」という焦りこそが、事故の最大の引き金です。
3. 手を抜く(これくらいは大丈夫という過信)
「いつも通り動いてるから、日常点検はサラッとでいいや」「バックするけど、まぁ障害物はないだろうから目視を省こう」。 この「これくらい大丈夫」という手抜きが、ハインリッヒの法則のピラミッドを急速に積み上げていきます。 プロとしての基本を崩した瞬間から、事故へのカウントダウンが始まります。
4. 会話が減る(孤立・ストレスのサイン)
実は、これが周囲も気づきやすい重要なサインです。
-
いつもより挨拶の声が小さい
-
事務所での雑談に混ざらなくなった
-
報連相(ほうれんそう)が雑になってきた
会話が減っている人は、プライベートで悩みを抱えていたり、仕事のストレスで心に余裕がなくなったりしている可能性が高いです。「考え事(上の空)をしながらの運転」は、居眠り運転と同じくらい危険です。
5. 「そういうこと」を続けてしまう
ミスを注意されても直さない、時間を守らない状態が日常化する……。 こうした「まぁいっか」を繰り返す姿勢そのものが、重大事故を呼び寄せます。「運が悪かったから事故が起きた」のではなく、「事故が起きるべくして起きる行動」を自分で積み重ねてしまっているのです。
6. 「貰い事故」などが増える
自分に過失がない事故でも、本当に事故を起こさないドライバーさんは、どういうわけかそういったことにも巻き込まれません。
もちろん、防衛運転ができている証でもありますが、「俺は悪くないから大丈夫」ではなく、貰い事故が起きたら、一度自分の運転も、見直してみてください。
まとめ:小さなサインに気づいたら、まずは一呼吸
「最近、小さなミスが多いな」 「最近ちょっと元気がないな(会話が減ったな)」
自分自身、あるいは周りの同僚にそんな変化を感じたら、それは大事故を防ぐための「ラストチャンス」。
実際私も管理者として、このような兆候は見逃さないように、接しています。
時間を守るために早めに行動する、基本に立ち返って手抜きをなくす、誰かに話を聞いてもらう。
それだけで、ハインリッヒのピラミッドは崩れ去り、安全な運行に戻ることができます。
今日も一日、お互いに声をかけ合って、安全運転で行ってらっしゃい!
千葉営業所の募集要項はこちらから↓↓↓
» 手積み手降ろし少ない/地場・中距離輸送メイン/大型トラックドライバー(千葉県千葉市)
» 手積み手降ろし少ない/長距離輸送メイン/大型トラックドライバー(千葉県千葉市)
» 【パート/アルバイト】夜勤点呼者/運送会社勤務の点呼業務スタッフ
野田営業所の募集要項はこちらから↓↓↓
» 【機械・重量物輸送】中長距離輸送の大型トラックドライバー





